林檎と撫子が共栄作物であることを証明する具体例――その１
共栄作物（コンパニオンプランツ）とは、農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混植または混作と呼ぶ。
あたしは屋上に来ていた。
控え室の賑やかな雰囲気が、なんだか今日は辛くて。
――ふう。
小さくため息をつく。
公演も入ってない、なんでもない普通の土曜日。
午前中から劇場で、仕事の入っていない人たちや、学校のない人たちとダンスの自主練習。
――だったのだけれど、その練習も、あまりうまく行かなかった。
心が沈んでいて、歌も踊りもダメダメだった。
原因はわかっている。今朝見た夢の影響だ。
じいちゃん、ばあちゃんと滝上の芝桜を見に行った時の夢。
お父さん、お母さん、弟と百人一首で遊んでいる夢。
みんな、どうしてるだろか？ 北海道にいる家族のことを思い浮かべる。
ちょっとしたホームシック。家族を恋しいと思ってしまう。
家族との生活は、アイドルをやるために北海道に置いてきたものだ。
内地での生活は忙しないし、こわいことやゆるくないことも多いけど、アイドルの活動は楽しいって思える。まだまだ続けていきたいと思っている。
劇場のアイドルとも仲が悪いわけではない。むしろ目をかけてもらっているとも思っている。
――それでも。それでも、ふとしたきっかけで、北海道に戻りたいと思ってしまう自分がいる。
もちろん、そんなことはできないと、わかっている自分もいる。
こんな気持ちになった時、あたしはただぼんやりと空を眺めることで、自分を慰めていた。
空は、北海道まで続いているから。
だから今日、あたしは屋上に来ていた。
持ってきていたお茶のペットボトルに、口をつける。
座っていることもかったるくなり、コンクリートの上に寝転んだ。
お日さまに温められたコンクリートは、頭の後ろから、背中から、じんわりとほっこりと熱を伝えてくる。
コンクリートの堅さを後頭部に感じ、枕になりそうなモノを何か持ってくれば良かったなと。ほんのちょっと思った。
しかし、そんな些細なことはすぐに、ホームシックという氷色の想いにかき消された。
その氷色の想いは、心の奥に閉じこめていた不安を、心の中から掘り起こす。
その不安は氷色の想いと混ざり、黒く濁った色になっていく。
黒く濁った想いが、胸の中でぐるぐると回り始める。
――間引かれたら、北海道に帰れるけれども……。
７６５プロは５２人ものアイドルを抱えている。プロデューサーに聞いたところ、今のところ問題なく経営できているそうだ。
だけど、いつまでもそうとは限らないし、５２人もいたら人気の大小もかなりある。
育ちの悪いところを間引いて、育ちの良いところに、より栄養を与えるのは作物を育てる上では当たり前のことだ。
アイドルになってから１年が経った。間引きをやるなら、そろそろなんだろうなと思っていた。
そして、あたしは間引かれる側の人間だとも。
――あたしは、いつまでアイドルを続けられるのだろうか。
あたしは、その想いに今は目を向けたくなくて。少しでも、その濁りを濾過できるように、ぼんやりと空を眺める。
空は、北海道まで続いているから。
――ふぅ。
あたしは、再び小さくため息をついた。
しばらくの間、ただただぼんやりと空を眺めていると、扉を開く音が聞こえた。
誰か来たことはわかったけれども、誰が来たかを確かめる気力はなくて。
だから、あたしはそのまま空を眺めていた。
「ひなたさん、体調がよろしくないのですか?」
藤色の瞳があたしの顔を覗き込み、長い金色のツインテールがあたしの瞳の前をゆらゆらと揺れる。
「エミリーちゃん。どうしたんだい？ こんなところに」
「今日のひなたさん、あまり体調がよろしくなさそうだったので、気になっていたんです。大丈夫ですか？」
「うん。今日はちょっと疲れちゃっただけだよ。心配してくれてありがとうね」
あたしは、そのままの体勢で、エミリーちゃんにお礼を言う。
「ひなたさん、今日はお疲れなのですね。……そうだ！」
パチリと手を叩き、覗き込んでいた顔があたしから離れた。
そして、あたしの頭のすぐ近くに、エミリーちゃんは足を伸ばして座った。
「力、抜いていてくださいね」
そう言いながらあたしの頭を持ち上げ、足の位置をずらし、太ももをあたしの頭の下に滑り込ませた。
「一度やってみたかったんです。どうでしょうか？」
藤色の瞳が再びあたしの顔を覗き込み、にっこりと笑った。
「気持ちいいよぉ」
そう言いながら、あたしもエミリーちゃんに微笑みを返す。
エミリーちゃんの太ももの上にあたしの頭が乗っている――いわゆるひざまくらの状態だ。
あたしの頭は、エミリーちゃんのスカートの生地の滑らかさ、太ももの柔らさと温かさを伝えてくる。
その温かさは、コンクリートが伝えてきた温かさとほとんど同じなのに、少し癒されているのを、あたしは感じた。
「急にどうしたんだい？」
「今日のひなたさん、お疲れだと聞きましたから」
そう言いながら、エミリーちゃんはあたしの頭を撫でだした。
「あまり、体調もよろしくなさそうなので、しばらく休んでください」
エミリーちゃんはそう言って、あたしの頭を何度か撫でた後、あたしのおでこに手のひらを当て、ゆっくりとその手を下ろし、瞼をそっと閉じさせた。
瞳を閉じると、エミリーちゃんの甘い匂いと温かさ、そして頭を撫でてくれる優しさが目を開いていた時よりも強く感じられた。
「せっかくなので、子守歌でも歌いましょうか？」
そう言って、エミリーちゃんは歌を口ずさむ。
それは聞き覚えのある、少し物悲しいメロディだった。
最近、英語の授業で教えてもらった曲。確かグリーンスリーブスという曲だったはずだ。
教えてもらった時は英語歌詞だったから、どんな歌詞だったかもおぼろげだ。
そのグリーンスリーブスを、エミリーちゃんは日本語で歌っていた。
大空を雲は行き 若草はみどり
足取りも軽やかに 人は歌い踊る
かわいい天使たち 花をまきながら
山越え野を越えて 幸せ運ぶよ
本当は、こんなことをされても眠れないだろうなと思っていた。ホームシックになった時はいつも、濁った想いが胸の中をぐるぐるするから。
――でも。この時は、濁った想いが全然胸の中をぐるぐるしなくて。
エミリーちゃんの歌声と優しさと温かさが、あたしの濁った想いをすくい取ってくれたのか、あたしは本当に短い時間で、意識を手放していた。
鈴の音のようなグリーンスリーブスを、耳の奥に捕まえながら。
「――さん。ひな――ん。ひなたさん。そろそろ起きてください」
鈴の音のような声が、あたしのことを呼んでいる。
「わかったよぉ」
瞳を閉じたままあたしは返事をし、ゆっくりと意識を浮上させる。
「そろそろ日が暮れてしまいますよ」
「え？ 本当かい？ それじゃあ起きなきゃだねえ」
その言葉に、あたしはぱちりと目を開けた。
最初に飛び込んできたのは、エミリーちゃんのにこやかな微笑みだった。
「目が開きましたね。おはようございます。ひなたさん」
「おはようございます。エミリーちゃん」
そう言って、お互いに微笑み合う。
「今、何時くらいだい？」
「１８時を少し過ぎたところです」
「１８時って、あたし、そんなに寝てたのかい?」
屋上に来たのが確か１４時ちょっと過ぎだったから、３時間以上眠っていたことになる。
確かに、寝る前にはついていなかった劇場の看板に灯りがともっていたし、周りの景色はオレンジ色に染まっていた。
「それは、エミリーちゃんに悪いことしちゃったねえ。長い時間ひざまくらしてもらって、申し訳ないべさ」
「いいえ、大丈夫です。私もひなたさんが眠ってから、一緒にお昼寝していましたし。劇場の皆さんと一緒にお昼寝なんてしたことがなかったですから、ちょっと楽しかったです。それに、一眠りしたおかげで、私もすこし疲れが取れた気がします」
あたしは、のぞき込まれている藤色の瞳をじっと見つめた。
その瞳は、あたしに気を使ってごまかしているようには見えなかった。
「……そうかい？ なら、よかったんだけど……」
少なくても、待っている時間が苦痛ではなかったようだと、あたしには感じられた。
「本当に気にしないでくださいね？ 楽しい時間だったのは本当ですから」
「うん、わかったよ。ありがとうね」
あたしはそう言って、エミリーちゃんに微笑みを浮かべた。
エミリーちゃんはその言葉に何も言わず、あたしの頭を再びさらりさらりと撫で始めた。
しばらくの間、２人の間には会話がない状態が続いた。
あたしはエミリーちゃんを見つめたまま。
エミリーちゃんはあたしの頭を撫でながら、優しく見つめ返してくれていた。
――沈黙の時間がこんなに心地良いと感じたのは、初めてだった。
「……そろそろ帰らなきゃいけないねぇ」
「……そうですね」
沈黙の時間を壊したのは、あたしだった。
オレンジ色に染まっていた空の色が、いつの間にか濃紺に変わり始めていた。
「……そろそろ動かないと行けないねぇ」
そう言いつつも、あたしはエミリーちゃんの膝の上から動こうとしなかった。
エミリーちゃんのおかげで、屋上に来たときに比べれば、黒く濁った想いはだいぶ浄化されていた。
頑張れば、動けるところまでは来ていたと思う。
―――でも。それでも。
「……ひなたさん？」
「うん、帰らなきゃいけないんだけどね。なんか動きたくってねぇ。もう少しこのままでもいいかい、エミリーちゃん」
今日のあたしは頑張れなかった。このまま帰るのが、すごく嫌だったのだ。
「いいですよ。もう少しのんびりしましょうか。しっかりとした大和撫子でいるのも、お姉さんしているのも、ずっとだと疲れてしまいますよね」
あたしの頭を優しく撫で続けながら、エミリーちゃんはそう言った。
「……あたしはあんまりお姉さんしていないと思うけど……」
「そうでしょうか？ 育さんとか桃子さんとか小学生組のことよく見ていると思いますし、私や星梨花さん、亜美さん、真美さんにいつも気を配ってくれていると感じています。控え室とかで、同い年のかたまりと年下のかたまりの両方があったら、ひなたさんは絶対に年下のかたまりの方に混ざっていますし」
「……エミリーちゃん、よく見てるんだね。びっくりしたよぉ」
確かにエミリーちゃんの言う通り、あたしは自分より年下の人たちに気を配っている。
あたしが、美奈子さんとか、まつり姫さんとか、朋花さんとかにいつも面倒を見てもらっているから。
あたしより小さい子たちの面倒は、あたしが見たら、少しは恩返しできるのかなぁと思って。
まあ、劇場の年少アイドルは、エミリーちゃんのようなしっかりした娘も多いので、あたしが面倒を見ることよりも、あたしが面倒を見てもらうことのほうが多いのだけれども……。
「私は、ひなたさんのさりげない優しさに、いつも感謝しています。一人でいる時に、誰か来るまで一緒にいてくれたりとか、ちょっとでも悩んでいると、すぐに声をかけてくださったりとか」
「なんも。お礼なんか言われることなんて、何もしてないっしょや。……あたしは本当に、たいしたことしていないし」
「心からそんなふうに言えるのも、ひなたさんの優しさだと思います」
エミリーちゃんはそう言って、じっとあたしの瞳をのぞき込む。
「……そんなふうに言われると、照れるっしょや。……でも、ありがとね」
あたしはそう言ってエミリーちゃんに微笑んだ。
その言葉に、エミリーちゃんはあたしの頭を撫でながら、あたしを優しく見つめ返してくれた。
それからまたしばらくの間、先ほどの優しい沈黙の時間が帰ってきた。
あたしはエミリーちゃんの藤色の瞳を見ながら、その優しい沈黙に浸っていた。
再び訪れた優しい沈黙を壊したのは、今度はあたしではなくエミリーちゃんだった。
「さて、そろそろ本当に帰らないとまずいですね。まだ帰りたくないですか？」
濃紺に変わり始めていた空の色は、今ではすっかり濃紺に入れ替わっていた。
暗くなった屋上で、エミリーちゃんの顔が見られるのは、まん丸のお月様がその上に浮かんでいるからだ。
「……そうだねえ」
あたしは言葉を濁した。先ほどのエミリーちゃんの言葉で、今日の黒く濁った想いはほとんど浄化されていた。
それでも言葉を濁したのは、『帰りたくない』というよりは、『まだ一緒にいたい』という想いだった。
「……困りましたね。……ではひなたさん。今日はよかったら、おうちにお泊りに来ませんか？ おうちでしたら、この続きもできると思いますので」
あたしの心を見透かしたかのように、エミリーちゃんはそんな提案をしてくれた。
「……でも。迷惑じゃないかい？」
「私が来てほしいと言っているのですよ。迷惑なわけないです」
「……本当にいいのかい？」
「はい！」
「……じゃあ、お邪魔させてもらえるかい？」
「はい！！」
あたしの言葉に、エミリーちゃんは胸の前で手を合わせ、本当に、本当に嬉しそうな顔を浮かべてくれた。
「……ありがとうね。エミリーちゃん」
あたしはそう言って、エミリーちゃんの右手をそっと握った。
あたしの気持ちを察して、お泊まりに誘ってくれたエミリーちゃんに、感謝の気持ちを伝えたくて。
エミリーちゃんは微笑みながら、その手に左手をそっと添え、あたしの右手を包み込んだ。
そして、三度訪れた優しい沈黙の時間。今度は２人ともその優しい沈黙の時間を壊さなかった。
あたしはその時間を壊したくなかったし、きっと、エミリーちゃんもそう思ってくれたんだと思う。
だから、それを壊したのはあたしでもエミリーちゃんでもなく、伊織お嬢さんだった。
結局、何時間も屋上から戻ってこないあたしたちを、伊織お嬢さんが心配して見に来て
くれた時まで、あたしたちはのんびりと静かな時間を過ごしたのだった。
FIN
あとがき
ずっとずっとひなたのお話書きたいなと思っていて、なかなかかけなくて。
自分はひなたPなのですが、ひなたって自分の中であまり誰かと一緒にいるイメージじゃないんですよね。
もちろん邪険にされるわけではなく、みんなからメンバーとして認められているけど、その人にとっての一番は別にいるみたいな感じ。
シアターでは結構疎外感感じているんじゃないかなあとか心配になります。
と、前のひなたのお話のあとがきで書きました。
いまでも、その印象はあまり変わっていません。
でも、前回はたどり着くことができなかった、ひなたの想いに辿りつくことができました。
原作のカップリングを見ると、ひなたは年下のほうが絡みが多いきがしますし、同年代と絡みがより少ない気がします。
何故そうなのか？ という点に、納得できる回答をかけたのが一番の収穫でした。
この回答にたどり着いたのは、ツイッターで流れてきたひなたのこのセリフを見たからでした。
『エミリーちゃんてね、ほんとキレイでおしとやかで、本物のお姫様みたいだべさ。細っこいから、ちゃんと気ぃつけて見ててあげんとなあ』
アイドルスペースウォーズ EpisodeIV 放たれた希望での一幕です。
エミリーに対して、しっかりと気を配ってあげないといけないという趣旨の言葉でした。
小学生3人組はわかるんです。環は見てないと怖いし、育桃はしっかりしているからこそ、トラブった時に対応してあげたいと思うのは普通だと思うんです。
でも、今回の対象はエミリーです。エミリーは礼儀正しいし、落ち着いて行動できる娘だと思うんですよね。
もっと年上の人――大人組や高校生組が気を配るなら、わかります。
エミリーは、1歳しか離れていないひなたが気を配るほど、心配するような女の子じゃないと思うんですよね。
でもひなたは言ってます。
「細っこいから、ちゃんと気ぃつけて見ててあげんとなあ」と。
身体が細い人に対して、気をつけて見ててあげるとは言わないですよね。
ということはひなたはエミリーに対して、エミリーは繊細だからしっかりみててあげないとなあという風に感じた。/日ごろから感じている。
ということになります。
しっかりしてると思われる、エミリーに対してでさえ気を配るなら、年下全員に対して気を配っているとのではないかと考えるのは自然な事でした。
小学生組を除いた年下に誰がいるのか確認しました。
星梨花・エミリー・亜美・真美です。
星梨花はしっかりしていますが世間知らずなところが結構あります。心配度はエミリーより高いはず。
亜美・真美は先輩ですが、やんちゃ度が高く、いたずらのせいで、律子や他の年上の人に怒られがち。
心配度は小学生組も含めて、エミリー≦亜美・真美＜星梨花≦桃子・育＜環
って感じでしょうか。
ということは、年下全員気にしていないはずがないという結論に達しました。
年下全員を気にしているなら、同い年のグループと年下のグループがあった時、
合流するのは絶対に年下で、だからこそ、同い年とあまり絡みが生まれていないのだなあと腑に落ちたのでした。
次に考えたのはもし、同年代のグループと年上のグループがいたら、ひなたはどうするだろうか？ でした。
ひなたと同年代のアイドルは、
未来、静香、翼、杏奈、志保、可奈、やよい
14歳組ってカップリングの組み合わせが強いんですよね。
信号機・かなしほ・あんゆり・やよいおり
この組み合わせで、楽しくおしゃべりしているときに、ひなたが合流するかと考えたときに、
自分の中での回答はどちらにも合流しないが、同年代のグループの近くで話だけは聞いている。
というものでした。
ひなたから、声をかけて合流するとは考えられませんでした。もちろん、声をかけられれば、合流すると思います。
でも、ひなたは、年下に気を配っているからこそ、誰か年下の人が来たら、すぐに声をかけられる位置――誰とも合流しない位置にいるんじゃないかなあと思ったのでした。
そういう視点で動いているひなただからこそ、年上の人たちから、まんべんなくかわいがられているのかなあと感じたのでした。
あと話を書いていて思ったのは、ミリオンのアイドルの中でひなたが一番アイドルをやめることを意識しているアイドルなのではないかと感じました。
ひなたの趣味はガーデニングというの名の家庭菜園。作物を育てるうえで間引きは比較的よくおこなわれる手法です。
だからこそ、アイドルを始めて、１年が過ぎ、間引きされる――戦力外通告をされ、アイドルをやめされられるかもしれないとひなたが考えるのは普通な事だと思います。
ましてや、同年代組の信号機・かなしほ・杏奈・やよいと比べて同じくらい人気があるかといわれるとどうしても一段二段人気に差があると感じているのではないかと。
実は14歳組のなかで、もしかしたら、ミリオンのなかで一番危機感を抱えてアイドルしているんじゃないかなあとお話を書いていて感じました。
この話は自分の中のふんわりとしてひなた像をさらに固めることになったお話になりました。
そういった点では、このお話をかけてよかったなと思います。